終わらないものを求めても、良いだろうか。 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
05.読書
                                      「ロックマン、」 『なに?』   浮かんだ感情は消えてはくれなかった。 思いついた引っかかりを無視出来なかった。     それだけ。                                                           「俺が死んだら、どうする?」                         『・・・・・・・・・・・・は?』                                         単に読んでいた漫画が最終回を迎えただけだった。 でも、主人公が死んでしまったそのストーリーに、気付かざるをえなかった。           いつか、その時が来る事を。     いつ来ても、可笑しくない事を。     そして、その後に続く残るものに。   確実に、決定的に残されるものに。     手の中にいるコイツは、とっくに知っているのだろうか。                               『熱斗・・君?どうしたの?何かあった??』     PETの中では変わらない。その声。その外見。その優しさ。 緑の目を大きく開いて、何のことだか分からないと言ったように言葉が続く。       『ねっ・・・』   「どうする?」         『・・・・・・・・・・』                                 止まった。 動かない。 待つ事にする。 もう質問を重ねない。 空間に出した画面。 正面から見る。 正面から見られる。   重い言葉は、それだけで空気を凝固する。   少し、後悔。 でも、それすらもいまは無視。   答えを待つ。 じっと。                                     『仮に、だよ・・』 「うん」 『そんな事考えるまでもないし、シミュレートするのも嫌で、最悪で最悪な状況なんだろうけど』 「うん」   『僕は・・・』   「・・・・・・」                               『やっぱり知らない』                 答えになっていない答え。                             『だって、考えるまでもないことだもの』                       高らかに、誇らかに、なんて事のないように。   笑って、笑顔で、当然のように。                                   『僕らの絆が切れる事なんてないよ』                                               くさすぎて、       陳腐すぎて、         だから、                           どうしようもないほど泣けた。     泣いた。                               「サンキュ」                             ――キミはどうする?           ――――知らない。   ――――要らない。   ――――だって、終わらないもの。                                
すいません。暗くて。 へこみ故の突発です。 熱ロクなんだかロク熱なんだかよくわからない仕上がり。 やったね☆(殴) これじゃ年齢、絶対小学生じゃねぇよ(滝汗) なんだか、こう、ずっと続いていたものが結局どうしようもなく 足掻いても足掻いても終わってしまうというのは、 分かっていても認識した時、とても辛いのデス。   (こんだけいっといて、結局勘違いだったってオチは寧ろ歓迎。・・・恥ずかしいけど)   長いようで短い文でゴメンナサイ orz
                    お題クリアー出来てないような気がするのでオマケ。     『だから熱斗君は影響されすぎなんだって』 「んなこと言ってもさぁ〜〜〜」 『漫画家さんだって、同じシリーズをずっと描いていられるわけじゃないんだよ』 「でもな〜〜」 『全く、そんな落ち込まないでよ』 「むぅ〜〜〜」 『・・・ふぅ』 「?」 『いい?そういう終わる事にもちゃんと意味があるんだよ』 「なに?」 『終わった事で始まるものもまたあるってこと』 「??」 『あとは自分で考えてね』          
あれ?なんか微妙・・・(吐血)